コンセントなんてこちらから言わなくたって必要なところにはついていると思うかもしれませんが、意外と引っ越し後に不満が出がちです。
「なんでここにないの!?」と延長コードを使ったり、せっかく自由設計の注文住宅なのにタコ足配線だらけなんてことにならないように、普段からコンセントを利用する場所メモするようにしましょう。
その際見落としがちなポイントをまとめましたので、ご自身の計画に漏れがないかご参考になさってください。
注文住宅のコンセント追加料はいくら?
答えは建築会社による、です。
ハウスメーカー → 1か所あたり2,000円~4,000円程度
工務店や設計事務所 → 一式のため追加料金不要~1か所あたり10,000円程度
依頼先によってかなりの差があります。
電気工事会社の人件費などもありますので実費としてはそれなりにかかります。
また、ある程度打ち合わせが進んでからさらに追加する場合は上乗せ料金がかかって追加1回で数万円の出費になってしまったケースもあります。
1万円と無料では雲泥の差ですね。
ハウスメーカー選びの基準にするとまではいかなくとも、ハウスメーカー検討中の段階で予め聞いておくと安心です。
配置し忘れのないように!
先に建てた兄弟や知人からたくさんの「ここにつければよかった」を耳にします。
毎年たくさんの人が家を建てるのになくならない「コンセント付け忘れ」。
以下、お忘れはありませんか?
おススメ設置ポイント
- キッチンの作業台の奥の壁、コンロとシンクの間→ミキサーやブレンダーに使いますが言わないと付いていない可能性が高いです。
- 普段よく座る場所の近くにスマホの充電用として
- PC作業スペースには周辺機器を想定して多めに。
- ダイニングテーブルの側にホットプレート用として→意外と見落としがち。できればホットプレートと同じ高さのところで、例えばキッチンのカウンターなど壁がある部分に設置してもらうと便利。
- キッチン背面→ すぐに使わなかったとしても、キッチン家電が増えがちです
- テレビの裏側→コンセントの挿し口は最低でも4つ以上。テレビ、レコーダー、外付けスピーカー、ゲーム機など。タコ足配線にならないためにも現在使っている数に少し余裕を持って設置することをお勧めします。Wi-Fiが進化するか、映像技術が進化するか、なのかもしれませんが、Wi-Fiが追いつかない。もっと楽しむためには、有線がやはり最強とお考えの場合は、LANポートの設置もお忘れなく。
収納の中にもコンセントを
充電家電が増える昨今、目に見える壁だけではなく戸棚の中のコンセントはかなり重宝します。
充電中の家電が床に転がっている風景はワクワク感半減ですので収納の中でこそしっかりコンセント計画をたてましょう。
収納のなかに設置したいおススメ箇所
- コードレス掃除機をしまう場所
- 子どものタブレットをしまう、ランドセルと同じスペースに
- 洗面台のコンセントは、使いやすい場所かつ隠れるなら隠れる場所に→引き出しやミラーの中などにコンセントを設置すればすっきりとした見映えになります
- プリンターも扉付きの収納に入れてしまうなら、そこにコンセントを配置
- モデムとルーターも扉付き収納の中がおすすめです。コンセント、LANとともに。
一方で不要なコンセントは削りましょう。
要らない可能性のあるコンセント例
- 家具を置いたコンセントが隠れてしまった、なんてことにならないように
今ある家具を使うにせよ、新しく購入するにせよ、そこで生活するシーンを頭の中でシミュレーションしてみて配置しましょう
- 廊下や階段のコンセント、コードレス掃除機の人なら不要
必要以上につけていくと、予算が跳ね上がってしまいます。不要なコンセントをつけて15万円以上余計に費用がかかってしまったと言う人もいますので要チェックです。
テレビコンセントは各部屋にはいらない
各部屋にTVを置かない時代になりました。このご時世iPad、スマホ、パソコンですのでリビング以外は不要と言ってよいでしょう。
つけがちな部屋の例
- 子供部屋 どうせスマホです。
- 夫の部屋 スマホでかパソコンでTVも視聴できるので不要な可能性が高いです。
- 寝室 使うシーンをシミュレーションしてイメージが湧かなければやめましょう。
- 和室 宿泊客でもテレビを見るときはリビングになりませんか?
メーカーによってレコーダーから家の中のスマホやタブレットでテレビの同時視聴が可能なアプリなどもありますので、必ずしもテレビケーブル用の配線を各部屋に設置する必要はありません。
ちなみに我が家はどこでもディーガを活用しています。
それでも子供も夫もネット配信の映画や動画ばかり見ているので地上波を見ているのは主婦の私くらいです。
変な高さのコンセントがないかもチェックしましょう。
スマホを充電する目的なのに床の近くとか、同じくPC用なのに下過ぎるとか図面では感覚がつかみにくい高さについてもひとつひとつ確認することをおススメします。
で、アンタはどうなの?というと
コンセントの位置確認の時期に初めて間取り図を見ながら確認し始めました。
遅いよー
その結果。
出ましたよ、後悔が。
コンセントの失敗!我が家の場合
・ソファーに座っているときに、スマホの充電をしたいのにコンセントがない。
・ベッドのコンセントなぜこんな高い位置にあるんだ… 見映えも悪いし、スマホの充電プラグのがちょっと差し込み口ゆるいのか、時折子供のスマホ充電器がおでこに落下。
・ワーキングスペースのコンセントが1つしかないから、PCと使うときには、延長コードが必要
・2つ口になっているコンセントであっても、ACアダプターを使うと幅が干渉して隣のコンセントがしっかり差し込めない。
我が家は水槽を置いていて、背面に2つ口のコンセントがあり、一つはろ過フィルターもう一つは照明に使用しています。
照明をタイマーにしたいのでスイッチボットをACアダプターとの間に使用しているのですが、このACアダプターが大きすぎて隣のフィルターのコンセントがしっかり差し込めていません。ちょっと浮いているんです。
定期的に外してフィルターも掃除するから埃が溜まったりはしないのですが、何かの拍子に発火したら危いので延長コードで別のコンセントからフィルターの電源をひいています。
コンセントの配置は、家を建てよう!と決めたその日から
間取りも決まらないうちからコンセントなんてと思われるかもしれませんが自分が電気を使う行動を整理し各居室に当てはめてくことくらいはできます。
ぜひ時間に余裕のあるハウスメーカー・工務店検討中の段階からはじめられることをおススメします。
後悔のない家づくり頑張っていきましょう!
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