「休みの日をすべて家づくりに費やしてリフレッシュする時間がない」
「夫婦で意見が合わなくてケンカばかり」
「ハウスメーカーの資料で部屋がぐちゃぐちゃ」
選ぶ時点ですでに疲れてウンザリしていませんか?
- 住んでいるエリアに数百~数千あるハウスメーカー・工務店の中から1社選ぶ
- はじめての家づくりで専門知識がないのに独自の工法・専門用語・建築業界用語が飛び交う
ハウスメーカー選びって、疲れますよね。
この記事ではハウスメーカー選びを失敗する背景に潜む「もう疲れた!」の原因と対策について実体験を交えながら解説します。
疲れる「原因」に心当たりのある人は対策を読んでハウスメーカー選びを成功させましょう。
この記事はこんな人におススメ!
- ハウスメーカーを見過ぎて疲れた人
- 疲れないための方法を知ってまだまだ続くハウスメーカー選びに備えたい人
- 結局どこにしたらいいのか決め手がわからなくなっている人
ハウスメーカー選びに失敗するのは「疲れるから」
多くの人が「ハウスメーカー選びに疲れた」→「とりあえず決めたけどハウスメーカー選びに失敗したかも」の経路をたどってしまいます。
疲れるので、つい着地点を定めて「妥協」してしまいます。そしていざ打ち合わせが始まると「あれ?思った家づくりと違うかも」と悩んでしまうんですね。
徹底的に満足いくまで何社も比較検討するだけの体力があればいいのですが、なかなかそうもいきません。
ハウスメーカー回りはしっかりと話を聞き自分たちの家の場合の簡単な打ち合わせをする場合は1日に多くても3社程度が限界です。
ただ、住宅展示場や建築会社のアンケートを読むと実際にモデルハウスの中に入ってみた会社数は2社~5社程度の人が多く、その時点で体力の限界から数を絞っている現状がうかがえます。
2年以上かけて50社ものハウスメーカーまわりをしたという強者もいるけど、なかなかマネできないね・・・
とてもじゃないけど50社なんてムリ・・・
我が家は9社訪問したけど、どこと契約するか決めるまでの半年は必死でした。
具体的には、まだ子どもがいなかった頃に3社モデルハウスを見学後、転勤のために一旦中止。子連れで改めて6社訪問。4社見積もりをお願いして2社と間取りの打ち合わせまで進んだよ。
ハウスメーカー選びに失敗する背景:疲れる原因と解決策
「ハウスメーカー選びの失敗」を招いてしまう「ハウスメーカー選び疲れ」。
うまく対処するためには、冷静な判断と計画的なステップが求められます。
家を建てることは人生の大きな決断であり、多くの時間と労力がかかる体力ギリギリのプロセスです。
それでもハウスメーカーの選択によって成功するか失敗するかが決まる場合が多々あります。
ここでは、ハウスメーカー選びでよくある失敗例について詳しく見ていきます。
たくさんの会社の見積もり提案に応じてしまい休日もリフレッシュできない
5社以上を比較検討するのは多すぎです
この記事を読んでくださっているアナタ様。
もし今5社以上で見積比較しようとしていたら多すぎです。
我が家は半年で4社と並行してやりとりしましたが、家族全員かなり疲れました。
どのような流れでやり取りが始まるかというと。
モデルハウスの見学やカタログ請求の際に営業マンから「よろしければ間取りと見積もりをご提案させてください」と言われます。
そこでOKすると提案の日時を抑えられます。
ハイ、これで比較検討するハウスメーカーに1社エントリーされました!
その後は契約前の打ち合わせが始まります。
1社あたり移動を含めて半日はかかりますので、1日に対応できるのは2社が限界です。
提案の間隔が1~2週間だとして土日の午前午後で4社との打ち合わせ、翌週は違う会社とレスポンスの速い会社の再提案。
これが毎週では体力が持ちません。
住宅展示場で次々にモデルハウスの中に入るのも疲れます
興味を持ち担当営業と話をし始めると2~3時間はあっという間です。
入ってみた結果、興味がなかった場合でも、人と話をしながら見学するのは意外と疲れます。
モデルハウスに次々突入するのは、よっぽど体力に自信があるか着工まで急がないのでゆっくり回る人以外はやめておきましょう。
- 比較検討はトータル2~3社までに留める。
- 「よろしければ見積もりを」には即答しない。「一旦家で考えます」がベター。
- 終日「家づくり」に費やさない。
- 対面は1日2社まで、土日のうちどちらかは1社までにして少なくとも半日空ける。
- 休日の過ごし方としてレジャーの時間も大切に。
選択肢が多すぎる場合、検討する会社数を絞るために自分たちの優先順位を明確にすることが重要です。たとえば、デザイン重視なのか、価格重視なのか、あるいは性能やアフターサービスを優先するのかといった基準を決めることで、選択肢を絞り込みやすくなります。
会社数を減らすことのメリットは休息時間を確保できるだけではありません。インターネットやカタログ、展示場などで得られる情報も多岐にわたり、それらを整理するだけでも大きな労力を必要とします。それだけの数のハウスメーカーの口コミやレビューとなると膨大な情報量が存在し、ポジティブな意見とネガティブな意見が入り混じるため、読んでいるうちに判断基準が曖昧になりやすく、ますます疲れます。絞った検討社数であれば判断をしやすくなります。
また、複数のハウスメーカーを見学する場合は、あらかじめ比較ポイントを決めておくと、効率的に取捨選択しやすくなります。
子連れでモデルハウス見学をして疲れる
子どもは「走る、登る、触る、飽きる、おなかが空く、泣く」。
モデルハウスの初回見学は1軒あたり少なくとも30~1時間程度かかることが多いですが、これが小さな子どもにとっては長時間に感じられます。
モデルハウスには実際の生活をイメージしやすくするために家具やが設備されています。 特に、小さな子は新しい環境や見慣れない家具に興味を持って、触ってみたり遊んだりしようとします。
親は目を離さないよう常に監視する必要が生じ、精神的な疲れが溜まってしまいます。
その結果、親は子供の機嫌を取りながら見学を続けなければならない、見学に集中できないため疲れてしまいます。
子供の体調や機嫌に振り回されて予定通り進まないことも
モデルハウスの見学は、事前に予約が必要な場合も多く、限られた時間内で効率的に行う必要があります。見学当日の子供の体調や機嫌も、親の疲れに大きく影響します。
子連れの外出というだけでも荷物は多く、例えば抱っこ紐など忘れ物があるとスムーズ見学にも支障が出ます。
赤ちゃんのご機嫌がナナメになると予定外の休憩が必要になるなど、夫婦そろって話を聞きたい場面で席を外す必要が出てきたりします。 少し大きい子でも疲れて機嫌が悪くなると、親はモデルハウスの説明を聞くところではなくなり、ストレスが溜まります。
見学や複数の場所を巡る場合、子供の体力的な負荷が大きく、途中で寝てしまったりぐずったりすることが多いです。
そもそも外出できないほど体調が悪い場合にはキャンセルせざるを得ません。小さいうちはしょっちゅう体調を崩してしまうので、なかなか大人のペースで動ききるのは難しいでしょう。
子連れでのモデルハウス見学は、親にとって大きな負担になることが多いですが、適切な対策をとることで、疲労を軽減し、効果的な見学を実現することができます。工夫や、短時間で効率的に見学する方法、休憩を取りながら歩くなどの対策を取り入れることで、家族全員が快適に過ごせる見学ができます。
▼子連れでのハウスメーカー選びについてはこちらでも解説しています。
子連れでモデルハウスを見学する際は事前準備がカギとなります。
- 見学自体を短時間にするため優先順位を明確にしておく
- こまめな休憩時間を確保しておき柔軟なタイムスケジュールを心掛ける
- 優先順位を明確にする事前に自分たちが重視するポイントを明確にしておく
- 子供の食事やお昼寝の時間帯を避けるようにスケジュールを組む
- 子供が飽きないように、おもちゃやお菓子を持参するのを忘れずに
- 子供を預ける選択肢を検討する
子供の集中力が短いことを忘れず、モデルハウスの見学は短時間で効率的に行うことが大切です。事前に見学する物件やポイントを絞り、家族で優先順位を決めておくことで、無駄なく当日の情報収集ができます。また、見学の際にパンフレットや資料をもらっておき、後日自宅でじっくりと検討することに役立てましょう。
長時間の見学や移動が続くと、子供も親も疲れてしまいます。 そのため、適度に休憩をとりながら見学を進めることが重要です。 見学の合間、カフェや公園でリラックスする時間確保と、気分転換になり、次の見学もスムーズに進みます。事前に近隣の休憩スポットを調べておくと便利です。
移動時間や予期せぬトラブルにも対応できるように、予備の時間をとっておくとよいでしょう。 子供のペースに合わせながら、焦らずに見学を進めることで、より有意義な家づくりの情報を得ることができます。
子供の体調が悪い時や、機嫌が悪い時は、無理に見学を続けないことが大切です。 見学は重要なステップですが、子供の健康や快適さを最優先に考えて、場合によっては見学の日程を変更する柔軟性も必要です。 特に、風邪や疲れが溜まっている時は、見学を控える方が結果的に家族全体の負担を軽減できます。
モデルハウスを見学する際に、子供が飽きてしまうことを防ぐために、興味を持ってアクティビティを用意することが有効です。例えば、子供が安全に遊べるスペースや、お絵かきセット、携帯型のゲーム機などまた、住宅展示場やモデルハウスの中には、キッズスペースを設けているところもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
見学中に子供に気を取られると、重要なポイントを逃すことがあるため、家族や託児所、ベビーシッターに子供を預けるのも一つの方法です。 短時間でも子供を預けることで、集中して話を聞くことができます。
小さな子には飲み物やおやつが欠かせませんが、予約制の一棟タイプのモデルハウスなどで飲食物持ち込み禁止の展示場もあります。そういった場合には連れていって我慢させるより託児サービスを利用した方がよいでしょう。
また、展示場やハウスメーカーによっては、託児サービスを提供している場合もありますので、事前に確認してみましょう。
幼稚園から小学校に入るくらいの子であれば、モデルハウス見学に参加することを前向きにとらえ、家族が全員楽しめる「イベント」として企画すると、ストレスが軽減されます。
たとえば、子供に「自分の部屋」を選ぶ機会を与えたり、リビングのデザインについて簡単な意見を聞くことで、家づくりに積極的に関わっていると感じさせることが期待できます。
モデルハウスの見学は、家族全員での大きな決断の一部です。 見学前に家族全員で話し合い、見学の目的や注目点を共有しておくと、スムーズに進みます。 「今日は家づくりに関係する大事な日だ」ということを簡単に説明し、協力を求めると、子供自身も見学に対する意識が変わってくるものです。
小学校2年生にもなると自分で間取りを考えたりして楽しんでいましたよ♪
子連れでのモデルハウス見学は、しっかりとした事前準備や工夫で、負担を大幅に軽減できます。 特に、子供が楽しめるアクティビティを用意したり、見学のスケジュールを調整することで、親も子供も満足できる見学体験を実現できます。モデルハウス見学は家族で全員行う家づくりの重要なステップです。家族全員が協力し、楽しい家づくりのムードを心がけてみましょう。
SNSやインスタグラムでキラキラした投稿やハウスメーカーの悪い口コミを見続けて眠れなくなる
現代の家づくりにおいてインスタグラムやSNSの影響は無視できません。
おしゃれな住宅やインテリアの写真、成功談の口コミを見て、理想の家を描きながら家づくりを進めるのはとても楽しいものです。
ただし、これが過度になると心の疲れや「自分の家づくり」に対する不安感を生む可能性があります。
特にSNSやインスタの投稿を夜遅くまで見続け結果的に眠れなくなるケースも少なくありません。
されすぎて終わってしまう戦術と、正しい情報を活用するための解決策について解説します。
誰かと比較してしまうことで不安感が
SNSでは、誰かが「理想的な家」を自慢する投稿が溢れています。美しいリビングやキッチン、豪華なインテリアを見て、「自分もこんな家に住みたい」と思うこと、自分の現状と見比べて「自分の家づくりが足りないのではないか」といった不安感や焦りが生じ、結果的にストレスが溜まってしまってしまうことがあります。
特に、インスタグラムではフィルターや装飾を使用した投稿される写真が多く、実際の生活感とは異なる場合もあります。ついついライフスタイルをうらやんで「家づくり」と別の分野で落ち込んでしまったりします。
「こんなにオシャレな生活しているインフルエンサーの真似をしても自分の家では真似しきれないんじゃないか」とかね。ついつい深夜まで読みあさっては断捨離しなきゃとゲッソリしたり。
寝る前にスマホを使うことでブルーライトの悪影響が
寝る前にスマホを使ってSNSを見ていると、ブルーライトの影響で体内のリズムが乱れ、入眠の妨げに。
眠れないと疲れがとれません。
ブルーライトは脳を刺激し、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑制してしまいます。そのため、ブルーライトに長時間さらされると、脳が昼間だと錯覚し、夜になっても目が冴えたままなって眠れなくなってしまうのです。
また、寝る前にSNSをチェックすることで、頭の中の情報量が増え、精神的に興奮した状態になります。
特に他人の華やかな生活や家づくりの成功例などを見ていると、自分との比較が脳の興奮し、結果的に眠くなるまでの時間が長くなってしまうのです。
口コミ検索では否定的な意見に引きずられがち
満足している顧客は意見をあまり投稿しないのに対し、不満を感じた顧客がその思いをネット上に書き込みやすい傾向があります。
そのため、ハウスメーカーに対する否定的な口コミを過度に信じてしまい、本来の実力やサービスの質を正しく評価できません。 特に、数が少ない否定的なレビューが大きく影響し、本当に良いハウスメーカーを候補から外してしまう可能性もあります。
一部のハウスメーカー社員等によって意図的に口コミを操作されているリスクもあります。自作自演の高評価レビューや、他社を墜とし入れるような否定的なレビューが含まれている可能性があるのです。
インターネット上には多くの利用者の意見が集まるため、ハウスメーカーを選ぶ上で参考になりますが、特定のネガティブな体験が強調される場合、全体的にそのハウスメーカーが悪いという印象を受けてしまいがちです。また、逆に、ポジティブな意見が多すぎる場合も、実際のサービスが自分にとって本当に良いとはとは限りません。 口コミを検索しすぎると、どこか情報の偏りに引っ張られ、客観的な判断がしづらくなってしまいます。
同じハウスメーカーや工務店であっても、ついた担当者が自分に合うかどうかで口コミが全然違うよ。
SNSや口コミからの情報に惑わされないためには、自分の家づくりの基準を明確にすることが大切です。
- 夜のスマホ使用時間を制限する
- 口コミを多面から確認する
- 実際の訪問を重視する
- ネットだけではなく書籍も参考にする
寝る前の1~2時間はスマホを使わない時間を作り、リラックスできる環境を整えましょう。 スマホやタブレットは視界から外し、ベッドサイドから遠ざけておくことも効果的です。 「ナイトモード」や「ブルーライトカット機能」を活用することで、ブルーライトの影響を軽減できます。
例えアフターフォローに不満があるなどの悪い口コミがあっても実際に打ち合わせをしている担当者とのやり取りを重視し疑問点や不安に思っていることを直接聞くようにしましょう。
プロと話すことで、SNSで見た情報や口コミの真偽をひたすら確認することなく、実際にどのような家づくりが可能か、具体的なプランが見えてきます。決断力が向上し、迷いを減らすことができます。
また、自分たちらしい家づくりのヒントをネットからだけでなく書籍からも得るようにすると視界が広がります。
情報を整理するためには、信頼できる情報源を選び、最も重要なポイントに集中することが大切です。たとえば、比較サイトや専門家の意見を参考にすることで、信頼性の高い情報を得ることができます。また、複数の情報を一度に処理するのではなく、段階的に進めていくことで混乱を避けることができます。
家族全員の意見をまとめる難しさに直面
結婚した後に夫婦で家を建てる。
本人の要望をアピールする年頃の子供がいる。
親と同居すると親の意見も入る。
一人で家を建てるケースでない限り、家族の意見をすり合わせることは、家づくりの必須項目です。
子どもがいる家庭では可変性があるために大変です。例えば、部屋の数や広さ、子供が成長したときのことを考えた間取りなど、話し合う内容が多く、なかなか決められないこともあります。
また、夫婦間で好みのデザインが異なったり、子供の将来を考慮した間取りや立地選びについても意見が対立することがよくあります。このような状況が続くと、疲れてしまいがちです。
そんなときに複数のハウスメーカーを比較していると、家族全員が納得できる選択肢を見つけるのが難しくなり、意見の衝突がストレスを増加させます。
我が家も直面しました。
広さと収納力を取りたい妻(コストカットハウスビルダー) vs 家の素材感で質を上げたい夫(こだわり工務店)
難しいですねー。
家族全員が共通の目標や優先事項を持つことが重要です。最初に全員で話し合い、家に求める条件や希望をリストアップしておくと、意見がまとまりやすくなります。また、専門家や第三者の意見を取り入れることで、家族間の意見調整がスムーズになることがあります。
「やがて3人の子どもたちが巣立ち夫婦だけ、いずれは一人だけになっても愛せる家づくりをしよう」という話をして夫の希望の工務店にしました。
↑その3人の子どもたち、まだ1歳から小2だったんですけどね。目先で言うと荷物は増える一方なのでかなり断捨離しました!
自分の価値観や希望の間取りが叶うメーカー選びをしていない
最も重要なのは、自分や家族のライフスタイルや価値観に合ったハウスメーカーを選ぶことです。
各メーカーには独自の特徴があり、デザイン、構造、予算、性能などが異なります。例えば、自然素材を重視した家を建てたいのか、省エネルギー住宅を目指すのか、それともデザイン性にこだわるのかを明確にしてからメーカーを選ぶとよいでしょう。
設計の段階では、家の間取りや動線に対して自分や家族の意見をしっかり伝えることが必要です。後から「こうすればよかった」と後悔することが多い部分でもあります。家族のライフスタイルに合った間取りや、将来のライフステージに応じて柔軟に対応できる設計を検討しましょう。
- 自由度の確認:にこだわる人はどの程度自由な間取りに対応した会社かを確認。「注文住宅」=「自由設計」ではありません。会社によっては工法や企画化されたシリーズによって間取りが制限されることがあります。
- 動線の確認:日常の生活動線や収納場所が適切か、使いやすいかどうかを徹底的に検討します。
- 将来を見据えた設計:家族の成長や老後を考慮し、将来的にリフォームや部屋の使い方を変更できる柔軟な設計にすることも重要です。
- 工法の確認:メーカーごとに木造、鉄骨造、RC造など、異なる工法を採用しているため、自分の希望に合うか確認が必要です。
- 実績の確認:過去の施工例をチェックし、どの程度自分の理想に近い家を建てているか確認しましょう。
家の間取りやデザインを決める際、あまりに悩みすぎて決定が遅れることがあります。例えば、リビングの広さやキッチンの配置など、細かな部分で悩むうちに、全体のプランがまとまらなくなってしまうことがあります。その結果、無駄な時間がかかり、計画が遅れる原因となります。
担当者とのコミュニケーションが円滑ではないと感じたら危険
ハウスメーカーの担当者とのコミュニケーションが円滑かどうかも非常に重要です。
家づくりは長期にわたるプロジェクトであり、何度も打ち合わせや確認作業を行うため、担当者との信頼関係が築けていることが成功のカギとなります。
相手の説明が分かりやすいか、質問に対して真摯に対応してくれるかを見極めることが必要です。
「コイツと(失礼。)家づくりするのヤだな~・・・。」って思いながら打ち合わせしてても楽しくないよね!
比較検討している段階で以下をチェックしてみましょう。
- 担当者の柔軟性と頼りがい:希望を聞いてもらう余地とプロの意見が聞けるかどうかのバランスが大切です。
- 担当者との相性:話しやすさや誠実さ、説明の分かりやすさなどをチェックし、信頼できる相手かどうかを判断します。
- 適切な連絡頻度と積極性:問い合わせに対しクイックレスポンスがあるか。契約後は設計や工事の進行状況を定期的に確認し「問題があれば早めに解決策を探ってくれる」と感じられる姿勢が大切です。
何度か打ち合わせを重ねて「この人との家づくりは苦労しそうだ」「この人との家づくりはワクワクする」と感じれば、家の性能以外にも十分な判断材料になり得ているんだね。
鉄骨という材料に特徴のあるへーベルハウスで完成住宅にお邪魔したときも「最後は人で決めました」とそのご夫婦が仰っていたよ。実際に家を建てた人にはそのくらい重要なポイントだね。
ココで判断しきれずに合わない担当者のハウスメーカーをいつまでも候補に入れていると「ハウスメーカー選びに疲れた」となってしまうんだね。
「どうしてもこのハウスメーカーがいいけど担当者に気なる点がある」という場合は名詞の電話番号から支店に電話をし、上の方と直接話してみましょう。契約前の段階であれば、場合によっては担当者の変更を相談してみるのもひとつの手です。自分が担当を外されるのは社会人として相当なダメージですので
営業トークに振り回されて疲れる
ハウスメーカーの営業担当者は、契約を取るために非常に熱心に話を進めます。しかし、彼らの提案や勧誘に急かされて決断してしまうと、後悔することがあります。特に「今契約すればこの割引が適用されます」といったセールストークに惑わされると、十分な検討をせずに契約してしまうことがあります。
急いで契約をしてしまった結果、他のメーカーと比較する余裕がなくなり、後でより良い選択肢があったことに気づくことがあります。また、急いで決めたことで、間取りや設備に不満を持つことになるケースもあります。
ハウスメーカーの営業担当者は、家を売るために多くの提案やフォローをしてくれますが、時にはその熱意がプレッシャーとして感じられることがあります。特に「他の顧客も同じ物件に興味を持っている」といった競争意識を煽る言葉は、精神的な負担となります。このような状況では、冷静な判断ができなくなり、急いで決断してしまうことで後悔することが増えます。自分のペースで選べない状況が、さらに疲れを増幅させます。
営業担当者のプレッシャーを避けるためには、自分たちのペースを大切にすることが必要です。急かされても焦らず、複数のメーカーや提案を比較検討し、自分たちが納得できるまで時間をかけることが大切です。また契約前には、家族や専門家の意見を参考にすることも重要です。
営業担当者の話を冷静に聞き、自分たちのペースで検討を進めることが大切です。複数のメーカーを比較検討し、すべての情報を集めた上で慎重に決断するようにしましょう。
実際に我が家も「6月中に契約するなら今ご提案している価格ですが翌月になると資材高騰のために価格がかなり高くなってしまいます」と言われて焦りました。
でもコレってほとんどの施主が聞かされる、よくある話なんですよね。
総予算がわからないままハウスメーカー選びをしている
予算は「何となく」ではダメ
例えば、建売住宅のチラシなんかを見ているとだいたい家って4,000万円くらいかなあ?なんて思うかもしれません。
「総予算はどのくらいでお考えですか?」の質問に対して、そういったイメージを基準にして「全部で4,000万円くらい」と答えるのはNGです。
注文住宅と建売住宅は全くの別物です。
土地を買い、建物を建てる、ローンを組む、土地の造成や外構、諸費用、全部込みでいくらまでなら自分の収入とライフプラン上支払い可能か。その中からどのくらい家づくりにお金をかけたいか。
初めに資金計画を立てた上でハウスメーカーを選び始めるべきです。
ハウスメーカー選びでは、予算が家づくりの大きな要素になります。予算に応じて、選べる家の規模や仕様が異なります。たとえば、1,000万円台の予算ではシンプルな建物やローコストメーカーが選ばれることが多いです。一方、3,000万円台になると、デザインや設備にこだわった選択が可能です。それぞれの予算に合ったプランを知ることで、無駄な出費を防ぎ、最適な家づくりが進められます。
予算は最終的にオーバーしがち
家づくりにおいて、予算と理想の家とのギャップは大きなストレス要因です。多くの人が、理想の家を追求するあまり、予算を大幅に超えてしまうことがあります。特に、設備やデザインにこだわりすぎると、最初に設定した予算内で家を建てることが難しくなる場合が多いです。また、工事の進行中に追加費用が発生することもあり、予算オーバーのリスクは常に付きまといます。
家づくりにおいて予算は重要な要素です。工事費用以外にも、諸費用や税金、引き渡し後のメンテナンス費用などが発生します。最初に提示される見積もりは最低限の費用であることが多く、オプションを追加するごとにコストが増加します
低価格の家でも品質とアフターサービスは大丈夫?
予算オーバーしないよう気を付けることは必要ですが、価格が低いことだけでなくハウスメーカーが提供する品質やアフターサービスの内容も十分に検討する必要があります。最初に詳細な見積もりを取り、隠れた費用がないか確認することが大切です。また、メーカーが使用する材料や工法についてもしっかりと調べましょう。
家づくりにかかる予算は誰もが気にする重要な要素ですが、価格だけを基準にハウスメーカーを選んでしまうと、思わぬ問題が発生することがあります。予算を低く抑えようと、あまりにも安価なハウスメーカーを選んでしまうと、家の耐久性や快適性が犠牲になることがあります。
例えば、最初は安いと思って契約をしたものの、後になって予算外の追加費用が発生したり、標準仕様では満足できないと感じた場合、アップグレードの費用がかさみ、結果的に高くつくことがあります。また、安価な材料を使用している場合、数年後に修繕が必要になるなどのトラブルに見舞われる可能性もあります。
オプション満載のモデルハウスに要注意
モデルハウスは、ハウスメーカーが自社の技術やデザインを最大限にアピールするために作られています。しかし、モデルハウスの豪華な設備やデザインに惹かれてしまうと、実際に建てる家が期待通りでない場合があります。
モデルハウスに設置されている設備やインテリアは、多くの場合オプションであり、標準仕様には含まれていません。結果として、家を建てる際に同じ設備やデザインを選ぼうとすると、予算が大幅にオーバーしてしまうことがあります。
その結果予算内で改めて自分たち用のプランを作成してもらった際にギャップが生じて「オプションの取捨選択」をしながら複数のハウスメーカーを比較することになります。
- 総予算の把握:土地代、建築費用、税金や引っ越し費用を含めた「自分の家づくりの総予算」を明確にし、見積もりを細かく確認します。
- 提案された見積もりの透明性を確認:すべての費用が詳細に記載されているか確認し、後からの追加費用が発生しないように契約内容をチェックしましょう。
予算内で理想の家を実現するためには、事前にしっかりと計画を立て、優先順位を明確にすることが重要です。予算を超えそうな場合は、どの部分で妥協できるかを見極め、全体のバランスを考える必要があります。また、追加費用が発生する可能性があることをあらかじめ考慮し、予備の資金を確保しておくことも重要です。
モデルハウスを見学する際には、標準仕様とオプションの違いをしっかりと確認しましょう。また、見学後には、自分たちが本当に必要な設備やデザインをリストアップし、それが予算内で実現できるかどうかを確認することが重要です。
親、親戚、友人の意見に振り回される
家を建てる際、周囲の意見や口コミに影響されすぎることがよくあります。友人やインターネットの評判を信じすぎて、自分たちに本当に合った選択ができなくなることがあります。これが失敗の原因になることがあるので、他人の意見を参考にするのは良いですが、自分たちの優先順位を大切にすることが重要です。
- アドバイスには素直に「ありがとう」とお礼を
- お互いの親からの助言に対しその場での返事は、自分の親の発言なら自分で返答しておく
- 実際にアドバイスを取り入れるかは自分たちで決める
- 決めた後にわざわざ報告しない。たいていはアドバイスしたことも忘れている。
聞かれたら「話し合って自分たちで決めた」と答える。
家に可変性を求めるかをどうか決めていない
家を建てる際に、現在の生活だけを考えて設計を進めてしまい、将来的な変化に対応できない家になることがあります。例えば、家族構成の変化やライフスタイルの変化に対して柔軟に対応できない間取りや設備を選んでしまうことが、後々の不便さを引き起こす原因になります。
若い夫婦が子供の成長を見越さずに、部屋数や広さを決めてしまい、後に家族が増えた際に部屋が足りなくなるというケースがあります。また、将来的に親との同居を考えていなかったため、増改築が必要になった場合にコストが大幅に増えることもあります。
将来への視点をもってプラン提案してくれるハウスメーカーと、現時点のニーズだけを満たしたプランしか提案しないハウスメーカーを同時に比較検討するのは非常に疲れます。
自分たちが今建てる家にどこまで将来の可変性を求めるのかをはっきりさせておくことです。家を建てる際には、現在のニーズだけでなく、将来的な生活の変化を考慮することが重要です。家族の成長やライフスタイルの変化に対応できる柔軟な設計を取り入れることで、長期間にわたって快適に暮らすことができます。将来的に部屋を増やすことができるように、間取りや配線を工夫しておくことも一つの方法です。
ハウスメーカー選びに疲れた時の対処法
リフレッシュタイムを設ける
ハウスメーカー選びに疲れたときは、一度休息を取ることが大切です。焦って決める必要はありません。100%満足する家は存在しないと言われていますが、80%満足できれば良しとする姿勢が大切です。疲れた状態で無理に進めるよりも、少し時間を置いて、冷静に再度考えることでより良い決断ができます。
我が家は契約を保留にしている期間であっても帰省したり旅行に行ったりしていました。
ハウスメーカーと次の打ち合わせ日を決める際は、その週の後にしてもらって家族に無理のないようにして進めた方がいいですね。
帰省した際に実家で図面を見たりして相談もしていましたよ。
自分たちの理想の家をイメージする
どんな家に住みたいか、家族で理想の生活をイメージしてみましょう。具体的にイメージを持つことで、何を優先すべきかが見えてきます。子供がいる家庭なら、将来の成長に合わせた間取りや、家族全員が快適に過ごせる空間を考えることで、目指す家の方向性がはっきりしてきます。
ハウスメーカー選びを成功させるために大切なこと
ハウスメーカー選びは、多くの選択肢がある中で迷うことが多く、疲労を感じやすいプロセスです。しかし、この選択をスムーズに進めるためには、自分たちの家づくりの明確な基準を持つことが重要です。基準を持つことで、比較や判断が楽になり、無駄な時間やエネルギーを削減できます。
まず、「家づくりの基準」を明確にすることが大切です。デザイン、機能性、予算、省エネ性能など、家に求める要素を家族で共有し、リストアップすることで、どのハウスメーカーがその基準に合致するかを比較しやすくなります。また、設計の自由度やアフターサービス、メーカーの信頼性も考慮する必要があります。
次に、予算の範囲を明確に設定することで、無駄な選択肢を減らし、現実的な範囲での選択が可能になります。さらに、複数のメーカーを比較する際も、この基準があることで効率的な判断ができ、疲れを感じずに選択を進めることができます。
つまり、家づくりの基準を持つことで、必要な情報を絞り込み、スムーズで疲れないハウスメーカー選びが実現できるのです。
ハウスメーカーを比較する際、デザイン、間取り、資金計画など、それぞれに詳しいプロに相談することで、無駄な時間や労力をかけずに最適な選択ができるようになります。信頼できる専門家の意見を聞くことで、失敗を避けることができ、安心して進められます。これによってハウスメーカーの特徴を短時間で確認できます。また、建築の専門家に相談できるサービスもあります。これらのリソースを活用すれば、より効率的にハウスメーカー選びが進められ、時間と労力を節約できます。
家づくりには多くの専門知識が必要です。ハウスメーカー選びの一環として、モデルハウスの見学は欠かせません。しかし、複数のモデルハウスを見学すると、物理的にも精神的にも疲れが溜まることがあります。特に、各メーカーが提供する異なるデザインや特徴を一度に比較しようとすると、情報が混乱し、どれが最も自分たちに適しているのか分からなくなることがあります。
モデルハウス見学の際は、事前に自分たちが重視するポイントを明確にしておくことが大切です。たとえば、間取りやデザイン、設備などの優先順位を決めておくと、見学の際に焦点が絞りやすくなります。また、見学後はすぐに振り返りを行い、感想や気づきを記録しておくと、後から比較しやすくなります。
最終的に、完璧な家というのは存在しません。家を建てるという大きなプロジェクトに対して、無理をせず、疲れたときには立ち止まりながら、自分たちに合った家づくりのパートナーを選んでいくことが大切です。納得のいく選択をするために、しっかりとした準備と情報収集が欠かせません。
「あなたらしい家ができたね」と言われたら家づくりは成功です!
コメント