「県内の土地情報を見ていても、なかなか決まらない」
「住みたいエリアがわからない」
土地探しの進め方でお悩みですか?
注文住宅を建てる際、土地探しの必要な施主は少し苦労するかもしれません。
建築会社の選定とともに、家を建てる場所を決めることは今後の暮らしぶりに大きく影響します。
後悔したくないので、ついつい「最高の土地」を追い求めてしまいがちですよね。
ところが、勤務先までの沿線上で幅広くエリアを設定して不動産会社に相談したり現地をまわろうとすると、かかる時間と労力が膨大に。
注文住宅を建てるために土地探しを始めるときは、エリアを絞って進めるのがおすすめです。
この記事では、エリアを絞るメリットや、エリアを絞る際におすすめのウェブサービスを紹介するよ。
エリアを絞って土地探しをするメリット
先にエリアを絞ると土地選びがしやすくなる
エリアを絞ってから個別の土地情報を調べることには3つの大きなメリットがあります。
効率的に土地探しができる
- あらかじめ希望のエリアを明確にしておくことで、候補地を効率よく選定でき、時間と労力を節約できます。
- 希望エリアが明確であれば、不動産会社に具体的な条件を伝えやすくなります。
- 不動産会社や建築会社から提案される土地も、希望に近いものに絞られるため、効率的に検討できます。
- 地域密着型の会社であれば、非公開物件や地元特有の情報を提供してもらえる可能性が高まります。
現地調査に集中できる
- 限定されたエリア内で調査を行うため、移動時間を短縮し、効率的に現地を回れます。
- 特に小さな子ども連れの場合、一日中あちこち歩き回るのは大きな負担です。エリアを絞ることで、家族への負担を減らしつつ、より集中して土地の確認ができます。
エリアの特性を考慮できる
- 治安の良さや自然環境の豊かさ、子育て環境など、地域特有のメリットを深く理解しやすくなります。
- 都市開発計画や新しい商業施設の建設予定など、将来的な発展性を考慮して選べます。
- 洪水や地震リスクなど、災害に対する安全性を事前に確認することで、安心して土地を選べます。
土地探し前にエリアを絞る際の注意点
- エリアを狭めすぎると、選択肢が少なくなり、希望に合った土地が見つからない可能性があります。
- 人気エリアでは競争が激しくなるため、価格が高くなりがち。
- 人気のエリアでの土地購入では、早急な決断を求められる場合も。
エリアを絞る際は、譲れない条件と柔軟に対応できる条件を明確にし、無理のない計画で進めることが大切です。
「効率的な土地探し」は成功へのカギ
効率的に土地探しができると「理想の土地」に出会いやすくなる
効率よく候補地を比較検討することは「土地探し」を成功させるカギになります。
エリア特有の治安や災害リスク、子育て環境などを深く理解でき、生活利便性が高まる選択が可能に。
不動産会社とのやり取りもスムーズになり、非公開物件などの有益な情報を得られるチャンスも増えるでしょう。
効率的に土地探しをすれば「じっくりと判断する余裕」が生まれる
最初にエリアを絞っておくことで、土地探しにかかる時間と労力を大幅に減らせます。
販売されている不動産の数は膨大にありますので、エリアや条件を絞らずに全てを見て回ると大変です。
不動産会社の提案にあわせてあちこち見て回ると、必要以上に時間を浪費してしまうこともあります。
特に子ども連れの場合、一日中現地を歩き回るのは大きな負担です。
また、不動産会社によっては「土地の情報をエサに自社の建築プランに誘導する」ケースもあるため、計画が脱線してしまうリスクもあります。
しっかり下調べをしてエリアを決めて、不動産会社に伝えましょう。
不動産会社のペースに流されないためにも「このエリアで」と伝えられた方がいいね
「現地調査」を入念に行えば後悔しない
現地に足を運ぶことで、インターネットやチラシでは得られないリアルな情報を集めることができます。
例えば、日当たりや風通し、騒音の状況は、実際にその場所に立ってみなければ判断できません。
また、近隣住民の雰囲気や地域特有の生活スタイルなど、実際に住むイメージを得るためには現地訪問が欠かせません。
エリアを絞れば、現地調査にかける時間と労力を集中でき、土地選びの精度が高まります。
「地域の特性や将来性」を深く理解できる
特定のエリアに集中することで、土地の特性や将来性をより詳しく知ることができます。
土地の価値は周辺環境や将来の発展性に大きく左右されます。
再開発計画や商業施設の建設計画、学区の評判などは、エリアに密着した調査が必要です。
地元の不動産業者と信頼関係を築けばインターネット上に出回っていない「将来価値のある掘り出し物」の土地情報を得られることもあります。
住みたいエリアが決まったら、市町村のホームページなどで子育て支援・防災・高齢者向けサービスなどについて詳しく調べてみましょう。
現在の状況だけではなく、将来の開発計画などにも目を向けるとより価値が分かりやすくなります。
土地探しの「エリアの絞り方」
「どうやってエリアを絞ればいいの?」という人のために具体的な「エリアの絞り方」を紹介するよ。
事前に家族で希望条件を共有する
- 家族で話し合い、希望する生活環境や必要な条件をリストアップします。
- 例えば、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。
- 学校や職場へのアクセス
- 周辺施設(スーパー、病院、公共交通機関など)の充実度
- 自然環境や治安
建築会社に相談する
- 地域密着型の建築会社は、各エリアの事情に詳しく、自分に合ったエリアを紹介してもらえる可能性があります。
- 地域の情報に精通した建築会社と相談すると、土地探しから設計まで一貫してサポートしてもらえる場合もあります。
インターネットを活用して情報収集する
- GoogleマップやYahoo!地図などで希望エリアを広げたりせばめたりしながら、生活施設や交通アクセスを確認します。
- 候補エリアの地域ブログやSNSグループで、治安や評判、生活環境などリアルな情報を収集。
- インターネットで土地情報を検索し、候補となる「エリアの相場感」をつかみます。
「どこも似ていて住みたいエリアがわからない」といった場合でも価格相場を調べると予算に合わせて候補を絞ることができます。
エリア選定なら「ウチノカチ」「トチノカチ」
土地の相場や周辺環境を調べる際には、エリア別に検索できるツールを活用しましょう。
「ウチノカチ」や「トチノカチ」は、都道府県や市町村、沿線ごとに土地の相場が確認できる便利なウェブサービスです。
「ウチノカチ」には、国土交通省の「土地鑑定委員会」により収集された不動産の取引データが蓄積されています。
実際に取引された売買価格をもとに、坪単価を一目で確認できるため、エリアごとの相場比較が簡単です。
姉妹サイトである「トチノカチ」では、土地の価格情報により特化した詳しい情報を調べることができます。
固定資産税・相続税に関する計算ツールもありますので、税金面も考慮して土地探しをしたい方はぜひ利用してみてください。
エリアを絞った土地探しは、効率的で満足度の高い結果につながります。
理想の住まいを実現するために、ツールを活用してしっかりと計画を立てて進めましょう。
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